LEDヘッドライト選びのポイント

LEDライトに交換して一気に寿命を延ばす

バイクや自動車用の灯火類として近年急激に普及が進んでいるのがLEDです。
LEDは国や自治体が家庭用電気として従来品と交換することを推奨しているように、環境性能が高く交換をせずに長期間使用することができるという大きなメリットがあります。

古いバイクで一般的に使用されているのは「ハロゲンバルブ」と言われているいわゆる豆電球で、電気を通すことにより内部にあるフィラメント線が発熱とともに発光します。
LEDランプにすることで発熱をせずに発光することができるので、少ない電力でより明るいライトにしていくことができます。

バイク用ライトの種類としては「ハロゲン」「HID」「LED」の三種類があります。
この数年前までのバイクのモデルの中には「HID」タイプのものも見られていますが、現在ではコストパフォーマンスの面でLEDの方が優位になってきていることから交換を考えてもよいかもしれません。

なおバイクのライトをLEDに交換する場合、ライトユニット全体を交換するのが一般的です。
この時、規格が適合していれば作業はそれほど難しくなくそれまで使用していたライトの土台部分の配線を分解して新しいものに付け替えれば外観に影響することなく明るさだけを変更することができます。

注意したいのが全てのバイクでLED化ができるわけではなく、電力の仕様によりできたりできなかったりするということです。
具体的にはLEDランプに交換できるのは直流電流(DC)のモデルだけで、もし交流電流(AC)の場合は付替えをすることができません。

これはLEDのしくみが+極から入って-極に抜けていくという電気の流れをしているからで、まっすぐに電気が通らない交流電流ではうまくLEDを光らせることができないからです。
自分のバイクが直流か交流かを簡単に見分ける方法が、キーを差し込んで「ON」にしたときに点灯をすれば直流、点灯しないのが交流ということです。

ただし交流電流のバイクは絶対に無理かと言われるとそうではなく、最近では直流・交流どちらもOKのランプも販売されているのでそうしたところを探してみてください。

ハロゲンランプと比べて圧倒的なコストパフォーマンス

LED化をしたいときに最も大きなネックになるのが価格面です。
確かにハロゲンバルブと比べてLEDは1つあたりの価格が高く一時的にかなり高い出費となってしまいます。

ですがLEDランプはハロゲンの寿命の10倍近く持つと言われており、バイク用のものは平均で15年は使用が可能です。
バイク本体の寿命が約10年程度なので一度設置をすれば一度も交換せずに使い続けることができるということになります。

またハロゲンバルブはフィラメント線が切れるとそこで点灯しなくなるので、突然点灯しなくなることがありますがLEDではそうした心配もありません。