バッテリー充電器選びのポイント
充電器に必要な機能
バッテリーはバイクにも搭載されており、ライトやエンジン始動に使います。
それほど頻繁にバッテリー残量がゼロになることはないので、充電器を使ったことがないかたもいるでしょう。
しかし1つ充電器を持っていれば、バッテリー切れになっても、わざわざバイク屋に行く必要もなくなり、新しいバッテリーを買わなくても、充電すれば使えます。
・出力電圧
最近のバイクのバッテリー電圧は、すべてDC12Vです。
そのために充電器もほとんどがこの12Vに対応しています。
トラック用に24V対応のものもありますが、このようなタイプでも、ほとんどが12V用に切り替えられる機能が付いています。
ただ昔のスクーターなら6Vになっていることもあり、これは6V対応の充電器が必要です。
・対応バッテリー容量
バイクのバッテリー容量は、50ccで3Ah、250ccから400ccで8から10Ah、それ以上となると12Ah前後です。
充電器が、この容量に対応してるものを使うようにします。
バイクのバッテリーに対応していない充電器であれば、21Ahからなどのものもあります。
またわかりやすく二輪車対応と書かれた充電器もあります。
これなら確実にバイクで使うバッテリーで充電できますが、中には大型バイクだけ対応のものもあり、充電器の説明を読みましょう。
・密閉型対応
バイク用バッテリーは、密閉型バッテリーと呼ばれる物を使います。
箱形になっているような鉛電池のバッテリーなどがそうであり、バッテリー充電器に密閉型対応と書かれた物を使いましょう。
バッテリーにはシングルタイプと、いくつかの容量に対応したマルチタイプがあります。
マルチタイプは便利ですが値段が高いので、予算と相談して、どちらを使うか決めると良いです。
急速充電対応タイプ
バッテリー充電器によっては、急速充電対応タイプのものもあります。
これを使うと、普通に充電するよりも短時間でバッテリーを充電する事が出来ます。
例えばバッテリーの充電というのは、電気を充電することですが、これは言い換えれば、水を流すような物です。
つまりはバッテリーという容器に、充電器を使い、電気という水を溜めるようなものです。
それはプールにホースで水を流して溜めていくようなイメージに似ています。
急速充電というのは、電圧を上げて流す水の量を増やし、一気に流してより早く充電して満タンにするような感じです。
このために、抵抗が大きくなり、それだけバッテリーの温度を上げてしまうこととなり、劣化しやすくします。
年に数回しか充電しないならば、急速充電は気にする必要はないですが、頻繁に充電するならば急速充電は使わない方がバッテリーの寿命を延ばせます。