アプリリアのバイク、魅力まとめ

アプリリアの歴史・特徴とは?

アプリリア(Aprilia S.p.A)とは、イタリアのバイクメーカーです。
第二次世界大戦直後からバイクの製造を開始しており、とくに1970年代から開始したモトクロスの製造で世界的に知られています。
バイクファンの中でもとくにオフロード派の間で高い評価を得ており、モトクロスファンの間でも高い知名度を得ています。

積極的にバイクレースに参加しており、モトクロス世界選手権シリーズにも参加、日本人ライダーを擁して活躍したことでも有名です。
一部のモデルでは、スズキからエンジンの提供を受けるなど日本との縁が深いメーカーでもあります。
こうしたレースへの積極的な参加には、レースで得たデータを市販車に採用することでより優れた性能を備えたモデルを作り出すという目的があり、これが非常に優れたオフロードバイクを次々と世に送り出すアプリリアの大きな特徴ともなっています。

しかし一方で、1990年代以降ではスクーターをはじめとしたオンロードタイプのバイクを多く製造・販売するようになりました。
ただ、やはり現在でもオフロードバイクのメーカーとしての評価・知名度のほうが圧倒的に高く、またオンロードのバイクに進出した以降の経営の多角化の失敗なども、オフロードのメーカーとしてのイメージを強くしています。
レースでの豊富な経験と実績に裏付けられた優れた性能、イタリアのメーカーらしい個性的なデザインに加えて本格的なオフロードバイクでありながら身軽であるという特徴を備えていることから、日本のバイク好きの間で根強い人気を得ています。

アプリリアを代表するモデル

まず性能・デザイン・身軽さの三拍子が揃っているモデルとして、「トゥアレグ660」が挙げられます。
排気量659ccに対して重量が204kgという身軽さが特徴のミドルクラスのバイクで、身軽さと安定感、さらにボリューム感もたっぷりでパワーも味わえる特徴が高い評価を得ています。
ギアリングもよく、スタートからの加速力も十分、操縦性の良さも含めた全体のバランスの良さもこのモデルの魅力となっています。

それから「アプリリア・トォオーノV4ファクトリー」は洗練されたデザインが魅力のモデルで、オンロードはもちろん、レースでの使用も念頭に入れた高性能を備えているのが特徴です。
非常に高度な電子制御デバイスを搭載しているほか、優れたパワー、スイングアームなど、高性能かつ実践的な機能が多数導入されています。
アプリリアらしい、唯一無二の魅力を備えたモデルと言えるでしょう。
ほかには、125ccタイプの本格的オフロードモデル「RX125」、軽量かつ先鋭的なデザインが魅力の「RS660 limited edition」になども、アプリリアならではの魅力をたっぷりと堪能できる代表モデルとして挙げることができます。