乗らなくなったバイクについて

バイクは自分名義で登録をすることでナンバープレートを発行されるとともに、軽自動車税や自賠責保険の支払いや車検の義務が発生します。

常に乗っているバイクならそうした維持費も納得して支払うことができますが、事情があって乗らなくなってしまったバイクや事故や故障で走行が不可能になってしまったバイクについてまでそうした料金を支払わないといけないというのは問題です。

バイクの登録と故障状況は別のものなので、仮に完全に故障して動かなくなってしまったバイクであっても登録がそのままになっているときにはずっと税金や保険料の支払いが続いていってしまいます。

ですのでもし故障などによってバイクが動かなくなってしまった場合にはすみやかに陸運局に行きナンバープレートの返納や登録解除の手続きをするようにしましょう。

任意保険に加入している場合にはそのバイクを廃車にしたことを連絡することで既に支払っている保険料の一部を変換してもらうこともできます。

それまではよく乗っていたバイクを、引っ越しや結婚などの都合で手放さなくてはならなくなった場合も同様です。

中には長年車庫の中にしまいっぱなしになっていて知らずに税金を支払い続けているということもあるので、乗らなくなったバイクは早くに処分するようにしましょう。

乗らなくなったバイクの処分方法にもいろいろあります。

バイクの状態が相当によく、まだ十分に乗用に耐えることができるなら中古ショップに売りに出すということができます。

新しく買い替えるときには下取りをしてくれますが、完全に手放すという時には現金で受け取れるサービスを行っているところを選ぶようにしましょう。

バイクの買い取りは企業だけでなく個人間の売買やネットオークションを利用するということもできますが、そうした個人での取引では思うような買い手がつかなかったり、ついてもかなり予算を下回ってしまったりということもあります。

確実に買い取りをしてもらうなら、買い取りを専門に行なっている企業が一番のおすすめになります。

買い取りを専門に行なっている企業の場合、査定額は基準がしっかりと定められているので理不尽な買い叩きを受けることなく、買取価格についても説明を受けることができます。

買い取りを希望するバイクを中古にするか廃車にするかにかかわらず一律に受け付けてくれるので、面倒な事務手続きをすることなく一括で依頼をすることができるというのも大きなメリットです。

ただし買い取りをしてくれる企業は複数あり、査定方法も独自に設定されているのでどこに依頼をするかによってかなり金額が異なるということはよくあります。

売却するときの価格を少しでもアップさせたいなら、複数の企業に査定依頼をかけてそこで金額を出してもらうというのが一つの方法となります。

もし他の買い取り会社に比べて安いと感じたならそのことを担当者に交渉として告げることで金額を動かすこともできるかもしれません。

一般的にバイク買取時に価格が高くなる要因としては「バイクの状態（動力・電装・冷却など）がよいこと」「見た目がキレイでキズがないこと」「メーカー純正品を使っており独自の改造がないこと」「人気の車種であること」といったことがあります。

ただし買取時にキズがあるから直して査定額を上げてからにしようとして自分で修理費を払うよりも、キズがあったまま買い取りをしてもらった方が最終的に高い金額になるということもあるのでそのあたりも相談をしてみてください。