二輪車リサイクルシステムとは
二輪車リサイクルシステムとは?
「二輪車リサイクルシステム」を利用したことはありますか?
国内で販売されている二輪車を処分する際、対象車両であればリサイクル費用がかからず、無料で引き取ってもらえるというシステムです。
もう乗れないと思っても、実際にはメンテナンスを行えば乗れるようになったり、破棄するしかないだろうというバイクでも、分解してパーツとして再利用できる可能性が高いのがバイクの特徴です。
ですがいつかは、最終的に処分が必要になります。
そのようなリユースできないバイクについて、引取り・処理・再資源化までの流れが適正に行われるように国内二輪車メーカーと輸入事業者が中心となって立ち上げられた仕組みです。
二輪車リサイクルシステムの手続きの流れ
二輪車リサイクルシステムの対象となるのは、「二輪車リサイクルシステムの参加事業者によって日本国内で販売されたメーカー・ブランドの原付き・軽二輪・小型二輪」となります。
ただし、並行輸入したものなど、参加事業者以外が販売したバイクはこのシステムの対象外です。
さらに、フレーム、エンジン、ガソリンタンク、ハンドル、そして前後のタイヤ・ホイールがちゃんと一体になっている車両であることが引取基準となりますので確認をしておきましょう。
必要な書類は廃車証明書類と本人確認書類です。
市区町村や運輸支局に登録しているバイクはリサイクル不可となるため、事前に廃車手続きをして書類を準備しておく必要があります。
本人確認書類は免許証や保険証、パスポートなどが使えます。
リサイクル料金は無料で、指定引取場所に直接持ち込めるようなら費用はいっさいかかりません。
ただし、廃棄二輪車取扱店に依頼する場合は、リサイクル料金は無料ですが運搬費用が発生します。
流れとしては、まずバイクが対象車両であるか確認し、廃車手続きが行われていること、バイクの所有者情報の確認が行われます。
さらに持ち込み人の身分証明証の確認となり、二輪車リサイクル管理票への記入が必要です。
特に問題がなければ管理票の控えを受け取ったら手続きが完了となり、持ち込まれたバイクはその後参加事業者により適正に再資源化されます。
二輪車リサイクルシステムの加盟団体
二輪車リサイクルシステムでの引受は、全国に約170箇所ある指定の引取窓口(指定引取場所)で行われています。
指定引取場所まで持っていけない場合など、廃棄二輪車取扱店を利用すればシステムの利用が可能です。
なお、もしも対象外のバイクだった場合には、持ち帰らなければいけなくなるため、持ち込みをする前にインターネットから対象車両検索を行って対象かどうかを確認しておくことをおすすめします。