BMWのバイク、魅力まとめ

独特のエンジン

BMWと言えば、あの車メーカーとして有名な会社です。
もしかしたら、バイクに詳しくない方はBMWがバイクを製造しているとは知らないかもしれませんが、実は第1次世界大戦後からすぐにバイク製造も始めています。

第1次世界大戦後の規制から、航空機向けのエンジンを二輪車に応用し、バイク製造を始めます。
当初は航空機メーカーとしてスタートしますが、その後バイク製造も手がけ、今では車メーカーとして有名ですが、航空機エンジン製造を禁止された後、すぐにそのエンジンをバイクに流用し、その数年後に車製造も始めます。

このためにBMWのエンジンは、とても信頼性があり、航空機エンジンのノウハウが詰まっているのです。
ちなみに、その後はメッサーシュミットなど戦闘機用のエンジンも手がけます。
こうして、バイク製造を開始し、初のR32が完成します。

BMWのエンジンとして有名なのは、ボクサーエンジンと呼ばれるタイプです。
これは水平対向2気筒エンジンであり、その名の通りエンジンのシリンダーは水平に動きます。
通常のエンジンはシャフトが上下に動きカムを動かしますが、ボクサーエンジンではシャフトが左右に動きカムを動かします。

このような機構にすることで、振動を抑えることができ、エンジンの位置を下げることも出来るので、安定性も向上します。
振動少なく優雅に走れるので、BMWのバイクは、高級志向の大人のバイクというイメージもあります。

またバイクの駆動機構にはチェーンではなくシャフトを使用し、前後のタイヤを動かします。
このシャフトを使うというのは、メンテナンスを容易にしており、バイクを扱いやすくしています。
またブレーキにもこだわりを持っており、通常のバイクはブレーキを掛けるとライダーは前傾姿勢になります。
しかしBMWのバイクでは、テレレバー方式を採用し、ブレーキを掛けてもライダーが前傾にならないようになっており、安全性を高めています。
BMWのバイクは、ライダーのことを考え乗りやすく、そして安全性を確保した機構となっているのです。

高級バイク

BMWの車は高級車として有名なので、その影響からバイクも値段が高いと思うかもしれません。
実際にバイクも値段が高く、新車で購入するにしても、エントリーモデルでも100万円以上します。
さすがにハーレーダビッドソンほど値段が高くはないですが、中古で買う場合も40万円や50万円はします。

ただその値段に見合う性能もあり、安定性のあるシートは疲れにくく、長距離ツーリングに適しています。
高級感あるデザインのボディや外装、重厚感あり先進的なデザインであり、大衆向けバイクというよりは、大人のバイクといった方が適しています。