キムコのバイク、魅力まとめ

台湾の人気ブランド「キムコ」

台湾最大のオートバイメーカーとして有名なのが「キムコ（KYMCO）」です。
本来台湾でホンダブランドとして展開していたメーカーで、100ccから125ccの原付二種をメインに高い人気があります。
元はホンダが技術提供していたこともあり、エンジンの性能や外観にいたるまできめ細やかで信頼性の高いバイクを販売しています。

今現在はホンダブランドから提携は外れ、ヨーロッパなど海外への進出に力を注いでおり、日本でもキムコジャパンにて輸入の取り扱いがありますので入手可能です。
海外メーカーのなかでもかなり遅れて日本市場へ参入しましたので、日本では若干知名度は低いですが、近年の台湾人気もあいまって、そのコストパフォーマンスの高さで徐々に評価が高まってきています。

コストパフォーマンスの高さが魅力

原付二種で人気のキムコの大きな魅力は、コストパフォーマンスの高さにあります。
その安さゆれに外装の弱さが指摘されることもありますが、そこをクリアすれば性能的に日本車に劣らないクオリティーです。
以前の人気モデルスーナー100で例えると、2ストロークで20～30km/hで、4ストロークになると30～40km/hという燃費の良さとなっています。
通勤・通学などの普段使いの街乗りバイクとして使うのであれば、一定の燃費水準は満たしていると考えられます。

ホンダが長くサポートしていたという背景を考慮すれば信頼性も高く、安い街乗りバイクを探している人にとってはおすすめしたいメーカーの1つです。
日本の同クラスの車種に比べて数万円も安く購入できるとしたら、若い人にも気軽に手を出せるのではないでしょうか。

台湾売上No.1を達成した「キムコ DownTown（ダウンタウン） 125i」

キムコ製品でおすすめのバイクは、キムコ史上最高傑作と讃えられる存在感抜群の「DownTown 125i」です。
台湾においてライバルメーカーのSYMと激しい販売台数競争をしてきたキムコにとって、このDownTown125iを販売したことにより、台湾売上No.1を獲得したモデルです。
その大きな特徴は車体サイズにあり、125ccのコンパクトクラスでありながら、ビッグスクーターとして長さ2,255mm、幅780mm・1,310mmという大きさがあります。

実は、DownTown125iは兄弟モデルであるDownTown350iと同じサイズの車体となっているのです。
キムコによると、この2タイプモデルはスポーツツアラーでヨーロッパ市場を視野にいれて開発されたものだそうです。
大柄モデルではありますが、乗ってみるとハンドリングの軽快さに驚かれることでしょう。